むう散歩
皆さん、こんにちは。
回春堂スタッフのむーむーです。
思うところがあり、先日に余暇を利用して奈良まで赴きました。
奈良に降り立ち、道中寄り道をしていると、野良鹿の群れを発見。
暑さに参っているせいか、観光客に愛想を振りまくこともなく、こちらをガン無視して悠然と周囲を徘徊する野良鹿たち。
ここで、むーむーに「鹿せんべい」を持たせてみましょう。
山賊か、お前らは!?
閑話休題。
奈良市の東部、京都との県境に近い山間に、人口300人に満たない小さな町があります。
ここが今回の訪奈の目的地。
迷いや悩みが生じたとき、無謬を求めて私は時折この地を訪れます。
急な勾配の苔むした山道を登って──
とある一族の菩提寺を訪問。
墓前にて英霊たちに合掌。
続いて、旧家老屋敷跡を訪問。
内部は簡単な資料館になっていて、この地の歴史を偲べます。
そうこうしているうちに小腹が空いたので、道中に見かけた茶屋で昼食をとることにしました。
平日の真昼間からビールも注文するダメ人間の図。
そして、訪れたのがこの道場。
この場所こそが今回奈良を訪ねた一番の目的でした。
幕府開闢以来「剣禅一如」の信念の下、先人たちが集って研鑽を重ね、数々の名立たる高弟を輩出した、私、そして我々にとって聖地といえる場所です。
日陰になっている縁側に腰かけ、沈思黙考に耽ることしばし──
──ふと気がつけば、ヒグラシの鳴き声が辺りに響き、宵闇が迫る時刻になっていました。
この場の峻厳な空気の中で瞑想し、どうやら心の安寧は得られたようです。
ここ一両日、私を煩悶させてきた迷いに対しても、自分なりの結論を得ることができました。
きのこの山 < たけのこの里
どっこいしょと縁側から腰を上げ、彼の地を後にすることに。
奈良市街に戻ってきた私は、繁華街で見かけた居酒屋に飛び込みました。
今回の訪奈のもうひとつの目的、「奈良の地酒を嗜むこと」。
これを実践するためです。
女将さんオススメという「嬉長」の大吟醸を注文。
どちらかというと私は、キリッとした辛口のお酒を好みますが、果たして…?
…
……
………
うん、かなりの甘口でした。
とはいえ、散策を終えて疲れた身体には、こういう甘口のお酒も悪くありません。
ほろ酔いで帰路に就き、今回の奈良訪問を終えました。
帰阪してから行きつけの居酒屋ではしご酒を開始したのは、また別のお話…